毎晩

鬱陶しいと思う夜だって

17歳のスーパーアイドルへの才悩人応援歌

 

わりと長年ジャニヲタとして生きてきたけれど、ラウールくんほど、発言ひとつひとつを大事に噛み砕いて、解釈違いのないように、理解したい、と思ったアイドルはいないです。たぶんこうなってしまったのは、今まで現場で自分の目で見たものしか信じないぞ!というスタンスでいたはずの現場がなくなり、雑誌やテレビでの発言がより重要なコンテンツになったからだなあと思う。ここ最近の自分は、著しいツイ廃化のおかげで自担の発言を一言一句深読みするポエマーになっていて、ちょっときもちわるい、いやかなりきもちわるい(今更)…と薄々感じている今日この頃です。これは、その吐口のようなブログ!クソデカ感情に苛まれて、たびたびツイートを連投しているあれの拡大版、集大成のようなものなので、のちのち自分で振り返りたい用のメモです、悪しからず。長いです。

 


そもそも、ラウールくんのマインドって??という話ですが、彼は自分のことを「シンプルな人見知り」や「隠キャ」と表現していたり、団体の中にいるとすぐにあ、この人は人見知りなんだな、とわかるような立ち居振る舞いが見受けられます(かわいい)。自粛明けでひさしぶりに会ったメンバーに対しても人見知りを発揮し、渡辺くんに「まだまだ子供なんだな」と言われ阿部くんに「心までソーシャルディスタンスだったんだな」と言われたエピソードは記憶に新しいですよね。そんなラウールくんは、「自分の気持ちを言葉で伝えるのは下手だから、魅せていきたい」という言葉どおり、ステージ上のパフォーマンスで裏切らないし、ブログで嬉しいきもちを伝えるために手書きで「嬉しい!」と書いた写真を載せたり、自分のきもちにいつも正直なところが等身大の17歳らしくもあり、とても素敵です。

 


まずそれスノ #21について。

「僕はもうここに入った時、1番最初はほんとにいる意味を探しながらも活動してるっていう期間があって、だからいる意味を言ってくれるのが素直にうれしい」

ラウールくんが「いる意味を探しながら活動してた」時期であろう歌舞伎の頃、仕事に対して「辛いと楽しいは紙一重」って言ってるんですよね。1ミリでもぶれると不安に襲われるし、逆に転べば胸を張って堂々とできる時もあって、その㎜よりも細かい単位のメンタルのバランスを支えたのは、滝沢さんの言葉とメンバーの存在なんだなと改めて思ったし、この言葉の真意に近づけた気もしました。

「いる意味を探しながら活動してた」は、最初に抱いたラウールくんの印象に近いです。なぜなら随所で「認めてもらえるように」とか「Snow Manのために僕ができること」について言及したり、少年たちの手紙でも「認めてくれて」とか「メンバーに入れる決断をしてくれてありがとう」という言葉を使っていたから。ラウールくんって、ずっと、「見せてやりますよ」とか「覚悟してください」みたいな強気な発言が多くて、良い意味で現代っ子の物怖じしない考え方が新鮮で、すごいな!と思っていたんですけど、その裏にはやっぱり「辛いと楽しいは紙一重」の考え方が常にひっついていたのかな、と。そんなラウールくんが、考えて考えていっぱいの感情を抱えながらステージに立った時に、それをパフォーマンスにぶつける、ダンスしている時がいちばん正直になれているような姿がだいすきだし、弱さを強さに変えるパワーに満ち溢れているところが、すごく魅力的だ!といつも思います。

こういう、脆そうで強そうで繊細すぎるがんばる最年少な姿を見せられると、「君が言うがんばってを捻くれず受け止められる大きな人でいるようがんばるよ」って歌詞がぴったりすぎて、ね、がんばるよを聞くたびにクソデカ感情に襲われてしまうモンペです。でも、この回のそれスノを見て、彼はもうとっくに遥か上へステップアップしていて、自分の重荷がとけて、メンバーとよりリラックスした距離感で表に立てているのかな、そうだといいなと思った。そしてその貴重な成長の過程をこの目で確かめられる現場を奪ったコロナはほんとうに許さない…!

各メンバーの話を聞いていて、お互いの小さなきもちの変化に気づけるって、どんなに仲が良くても簡単なことじゃないから、全員がそれをできる関係性が築けているグループってすごいと思うし、「そこにいることが僕のすべてでたのしいんだ!」って言うラウールくんを、ずっと見ていたいな〜とほっこりしちゃいました。


さて。次に月刊テレビジョンの話。

TV誌のこういう類のインタビューは、わたしにはたまに荷が重くてちょっと苦手です。

「今の僕は隠キャだけど、昔は男女関係なく友達が多い人気者で、注目を浴びたいタイプだった」

で始まるラウールくんのインタビュー、意味深すぎて、いろいろ深読みしすぎて、感想を言葉にするのに時間がかかってしまいました。ここに書いているのはわたしなりの解釈なので、これもひとつの捉え方なんだな〜と気楽に見てほしい。

・芸能人になりたいと小さい頃から思っていた

・Jr.はバック、その他大勢の1人、個性なんていらない世界と知った

・でももったいないから辞めずにいた

・加入当初も辞めさせられるんじゃないかと不安だった

改めて文字にして見ると、壮絶すぎてくるしい…さっきも少し述べたけれど、ラウールくんがいる意味を見つけて本当に安心できたのはデビューが決まってからだと思うし、自分ができることに気づき始めてそれを自信を持ってできるようになったのも、最近だと思うんです、勝手な想像ですが。そして、

「アイドルとして応援したいと思ってもらえる人間になっていかなきゃ」

という言葉ももちろん今のラウールくんの素直なきもちで、デビューして自分を取り巻く世界が広がってから、まただいぶ価値観が変わったんだなと感じました。何よりもインタビューの中でいちばん印象的だったのは、小さい時から自分の輝ける最大の手段であろう「ダンス」について

「アイドルにとっては単なるスキルのひとつでしかない」

と言いきっていたこと。こう言葉にするのって簡単なことではないから、すごい覚悟の上の発言だと、ちょっと驚いてしまいました。でも実際、最近ラウールくんのダンスについて、「俺を見ろ!俺様を見ろ!ラウールだ!」っていう俺俺俺なダンスだったのが、ここぞという時にかますセンターらしいダンスになったような気がして、デビュー後の違い?成長?なのかなと感じていたので、やっぱり彼の中ではいろんな 意味 を模索中なのだと思う。「アイドルとして応援したいと思ってもらえる人間になる」と言うけど、ラウールくんを見ていると、人に見られて歓声を浴びてスポットライトに照らされて、アドレナリンを大放出しながらキラキラと輝きが増していく、アイドルの成長の過程がよくわかるので、応援していて楽しいなってたびたび思うよ、自信持ってよね〜って!

 

 

最後に、タイトルの「才悩人応援歌」BUMP OF CHICKENOrbital Periodというアルバムの曲です。この曲はBUMPファンの戸塚くんや藪くんの話で知りました。戸塚くんがJUMPのデビューコンのバックについた帰り道、ひとりでこのアルバムの曲を聴いてしんみりしていたエピソードがあるらしいですよ、2007年。

 

そんなAメロの歌詞

「得意な事があった事 今じゃもう忘れてるのは それを自分より 得意な誰かが居たから ずっと前から解ってた 自分のための世界じゃない 問題無いでしょう 一人くらい 寝てたって」

ラウールくん、いや幼きラウちゃんに聴かせてあげたい(T ^ T)(T ^ T)(T ^ T)(T ^ T)


Snow Manがデビューして約9ヶ月、ラウールくん、まだまだ道のりは始まったばかりで知らないことだらけ、本人が言っていたように「いばらの道」はずっと続くと思う。そのたびにいったん立ち止まって、メンバーに頼って、ファンの声援に耳を傾けて、初心に帰りながら、これからも輝き続けてくれるといいな、と願いながらこの曲を聴いてます。これからもラウールくんの輝きを支える一助となれますように。

 

 

 

PS
特に何もない日の更新、クソデカ感情供養のための記事だけど、もうすぐラウールくんの17歳のお誕生日から100日目なので、その記念のブログということにしたいと思う。笑